アタマの中と世界を結ぶ 東山とっとりとりとめない記録鳥

人生五十年下天の内を比ぶれば、残り七年強。

カール・クラウスの言葉に思う

 言葉にしゃべらされている人たちが、圧倒的多数でこの社会を構成していて、どんなローカルな場所にでも、それぞれ紋切り型の常套句を交わしあい、安心感を得て、わが麗しの故郷と安寧な生活に満足している。しかしその安心感は、実際にはどんな安全も保障してくれはせず、むしろ、知らぬ間に、我々を破滅へと運んでいく。

もしも人類が常套句を持たなければ、人類に武器は無用になるだろうに。カール・クラウス